今回は私が競馬で勝てるようになったそのきっかけになった本の紹介です。
この記事にたどり着く人でいわゆる「馬券裁判」を知らない人は少ないとは思いますので概要は省略します。
今回紹介する本はその馬券裁判の当事者が、裁判の詳しい顛末、そして競馬で「億」を手に入れるまでの方法を語ったものになります。
私はこの本を読んで競馬で億を勝てる人がいることを知って、いちはやくその技術を習得したいと思いました。
そしてそのめたにまず実際に億越えを達成した本人の手法を徹底的に真似しようと決意しました。
普通であればそんな手法を知る機会などなかなか得られるものではありませんが、こうして誰でも買えるお手頃価格で晒してくれるなんて、それを読まない理由はありません。
そして実際にこの本から多くを学び、私の馬券成績は大きく向上しました。
そのような今の私にとっての原点とも言えるこの本の見どころを紹介していきたいと思います。
目次
第2章 裁判について
この章では、マルサが家にやってきてから最高裁の判決までの経験談を詳しく語ってくれています。
ここでは「競馬で勝ち過ぎてしまうとどんな恐ろしい世界が待ち受けているか」を知ることができるので、これから本気で競馬で勝つことを目指している人はぜひここはきちんと読んでおいた方が良いと思います。
もし自分が1億5000万円の利益を出して10億円の課税を請求されたら、裁判を起こせば勝てるだろうと思っていたとしてもとても生きた心地はしません。
裁判に勝つまではその10億円の納税義務が発生するというのも盲点でした。
勝ち方もよく考えなければいけないと思われた内容でした。
第3章 馬券の買い方について
この章を読んで「税金の問題をクリアするには馬王を利用するしかない」と思い、私は馬王Zというソフトを馬券投資の柱とすることを決めました。
分析だけならTargetだけでもよかった気がしますが、裁判では何を言われるかわからないので、同じソフトを利用しておくに越したことはありません。
ただ、得点付けの考え方などもこの章から学ぶことができ、結果的に馬王Zは自分にとても合っていたと思います。
JRDBの利用を決めたのもここがきっかけでしたが、今の自分の予想には欠かせない存在になっています。
また、一番勝った日と一番負けた日の金額、特に2000万円以上負けた日があるというのは衝撃的過ぎましたが、自分も将来このような金額を賭けられるようになりたいと
いう志を抱いたのでした。
第4章 回収率100%を超えるために
この章以降から私自身が学んだことは多いですし、多くの競馬ファンにもぜひ知っておいてほしい内容が詰まっていますので、特に読んでほしい項目について紹介します。
一般の競馬ファンの心理を逆手に取る
本の中では前走着順や前走の出走頭数を例に解説がされていますが、大切なのはこれらのデータそのものよりも考え方です。
どのようにして競馬ファンの心理を逆手に取るのか、これがわかっていれば今後有用なデータを探す際に応用はいくらでも効きますし、反対にただ紹介されているデータだけをそのまま活かそうとするといつまで経っても自分オリジナルの予想はできないと思います。
観察して、仮説を立て、実験をして、考察をする
データ分析を始めると、つい有効に見えるデータを見つけてから後付けで理由を考えがちになりますし、実際に私もそうすることは少なくありません。
本来はそうしない方がよいということが例を用いて説明されており、今の自分にとっての戒めにもなる部分です。
競馬に詳しくなる
これもうっかりしがちですがその通りだと思います。
データ競馬といえどデータにあたってばかりでは見た目の結果に左右されてしまいます。
競馬をよく知らなければ仮説すら立てられませんので、常に勉強していかなければならないことを思い知られされました。
第5章 億超えを目指すために
この章は回収率100%を超えた後にどうやって資金を増やしていくかについて述べられており、億超えを目指さずとも数百万円、数千万円を目指す人にとってもかなり参考になる章だと思います。
こちらもぜひ読んでほしい項目をピックアップしてご紹介します。
破産しない資金管理
馬券収支で長い期間かけて資金を増やしていきたい場合に、一番避けなければいけないのはパンクです。
どんなに予想法の回収率が良かったとしても、その回収率に収束する前の不調期に資金がなくなってしまっては元も子もありません。
ここではいかにパンクを防ぐかという資金管理について書かれています。
均等払戻で収支を安定させる
私は運用成績を安定させるには払戻が等額になるように買うのがベストだと思っていますが、本書でもその点について理由とともに書かれています。
以下の私の記事と合わせて読めばご理解いただけると思います。
回収率は高い方が良いというわけではない
これは私も声を大にして伝えたいことです。
確かに馬券収支をプラスにするには回収率が100%を超えていることは重要ですが、高ければ高いほど良いというものではありません。
これを理解していればよくある「回収率200%!!」などの謳い文句がさほど魅力的ではないことに気付くはずです。
スランプに耐える
メルマガ読者からよくいただく感想の1つに「最近、成績が振るわないので競馬をやめようと思う」というものがあります。
もちろんまったく勝つ方法が思い浮かばないというのなら仕方がありませんが、一時的なスランプの可能性があるならばそこでやめてしまうのはとてももったいないことです。
この本の作者も残高の90%以上を失う経験を2度もしていますが、それでもその後に億を稼いでいます。
このような勝者のスランプの乗り切り方は参考になると思います。
以上、全体的におススメポイントをピックアップしてお伝えしましたが、競馬で大きな資金を作るためのエッセンスがこれでもかというほど盛り込まれていますので、ぜひご一読をおススメします。
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