ダート→芝、芝→ダートの変更は狙い目?

たいのすけ
2021/10/23 最新データに基づき記事を書き換えました

今回は「トラック種別の変更(芝⇔ダート)と回収率の関係」を見てみたいと思います。

ダートから芝、あるいは芝からダートへとトラック種別を変更して出走する馬はよく見かけます。

このような馬は「前走までがパッとしなかったので環境を変えてチャレンジしてみる」というダメ元のパターンと、「芝で走らせてみたところダートの方が適性がありそう」というような前向きなパターンがあると思いますが、果たしてこれらトラック種別を変更した馬の勝率や回収率は高いのか、低いのか?

さっそく調べてみました。

対象データは過去5年(今回は2016年10月~2021年9月)の中央競馬全レース、単勝2~8番人気のみです。

私がなぜ単勝2~7番人気に絞っているかについてはこちらの記事をご覧ください。

競馬の分析にふさわしいデータの選び方

2017年9月8日

さて、ダートから芝、芝からダートに変更した馬の成績は以下の通りです。

ダートから芝、芝からダートの変更のいずれも単勝回収率はかなり優秀な結果となりました。

実は最初にこの記事を書いた時には芝→ダートは回収率80%を割っていたのですが、その後かなり回収率がよくなっており、今ではどちらのトラック種別変更も好成績となっています。

もうこれだけで検証終了、としてもよいくらいのですが、せっかくなので他にも調べたデータを共有しておきます。

特徴的なのがトラック種別変更の人気別のデータです。

上の結果を単勝人気別に集計すると以下の通りになります。

1.ダート→芝

2.芝→ダート

いずれも下位人気の方が件数が多くなっていますが、これは「トラック種別を変更した馬は人気が出にくい」ことを意味していると考えられます。

これは一般の競馬ファンが過剰に「トラック種別の変更はマイナス材料」と捉えていることになりますので、こういう点が回収率が高い要因になっていると考えられそうです

次に、上で述べたように以前は芝→ダートの回収率は高くなかったためさらに突っ込んでデータ分析を行っていましたので、その点ついてもご紹介しておきます。

その時には「前回ダートレースに出走してから今走までの間、芝のレースを多く使っていれば使っているほど変わり身は大きいのではないか」という仮説を立てて検証していました。

どういうことかというと、前々走から今走にかけてのトラック種別が「ダ⇒芝⇒ダ」という馬よりも、「芝⇒芝⇒ダ」という馬の方が、さらには「芝⇒芝⇒芝⇒ダ」という馬の方が、より変わり身が期待できる上に、競馬ファンも買いづらいので、高い回収率が期待できるのではないかと考えたのです。

その際には推測した通り、今走前に芝レースが続いているほど単勝回収率が上がっていったのですが、今回改めて集計した結果がこちらです。

1.芝→芝→ダ

2.芝→芝→芝→ダ

3.芝→芝→芝→芝→ダ

芝3回までは回収率の向上が望めそうですね。

以上、追加で情報をお伝えもしましたが、基本的にはトラック種別変更はプラス評価で良いのではないかと思います。

(ただし複勝回収率が高くない点には留意する必要があると思います)


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4 件のコメント

  • これは私も注目していました。
    公開するのがもったいないぐらいの貴重なデータですね。情報提供ありがとうございます。

    全体的に競馬は変わり身が狙いだと思います。騎手変更、距離延長(短縮)なども同じ発想です。
    大きく条件が変わる時は過去の内容を度外視できるのに、過去にとらわれる人がいる。
    だから穴になって回収率が高くなるのだと思います。
    特に過去の着順やタイムが酷い時は人気が落ちやすいので、狙い目です。

    • 通りすがりさん

      コメントありがとうございます!

      確かに変わり身は狙い目ですよね。
      通りすがりさんもご記載の通り過去にとらわれる人や、逆に変化を毛嫌いするファンが多いために回収率が高くなっているのだと思います。

      今後また紹介しますが、前走成績が良い馬は回収率は低くなりがちですからね。
      前走成績が悪い馬の変わり身を狙うのは有効な手段だと思います。

      距離短縮・延長や騎手変更についても今後公開していきますのでお楽しみに!

  • 自分もこれ調べた事あるんですけど右回りと左回りの競馬場で勝率複勝率に違いが出ました…左回りの方が成績悪いです。

    おそらく左回りの競馬場だと直線長いので瞬発力勝負になった時にダート走ってたような馬だとついていけないかと…実際調べたら右回りと左回りでは右回りの方が上がり順位が上の馬多かったので仮説ですけれど一応根拠はあるかなと。

    あと8枠がやたら成績良かったですが理由はわかりません笑

    • おくさん、コメントありがとうございます!
      試しに競馬場ごとに調べてみたところ、確かに東京競馬場の勝率は低めに出ましたが、新潟や中京はむしろそこそこ良い結果となりました。逆に中山の成績がとても悪かったりと、特に左回りが悪い結果にはなりませんでした。
      ただ、競馬場まで分類してしまうとサンプル数がかなり少なくなってしまうので、データ取得期間のちょっとした差でも大きく違いが出てしまうかもしれないですね。

      左回りの方が瞬発力勝負になったときについていけないというのはその通りかもしれません。他にもテンが早くなるようなレースへの対応も難しいでしょうし。
      そんなマイナス要素を考えると馬券を買いにくくなることが回収率が高い要因なのかもしれませんね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    競馬歴20年のたいのすけです。 逃げ馬の研究をきっかけにここ数年は「競馬で勝つ」ことを追求し、分析と実践を繰り返しています。 徐々に成績は向上してきていますが、目標とする「完全自動投票でお金が勝手に増えていく」という状態にはまだ達していません。 なるべく多くの情報を発信して、それを受け取った方々から反対に情報をいただく、というのが現在のスタイルです。 ぜひ情報交換していきましょう!