馬連の買い方のコツ

私はこれまで馬連を買う際に、自身で計算している「期待回収率」が高い組み合わせの買い目を買う、あるいは「期待回収率」が高い1頭から一定人気以上の馬に流す、などの方法を取っていました。

しかしある日「今日は内枠の馬を買っていれば良かった」という誰かのツイートを見てふとあることを思いつき、調べてみたらその通りだったので記事にしてみました。

馬連に関する1つの仮説

思い付いたことというのは「馬場の内側が有利な日は内枠同士の馬で決まることが多く、外側が有利な日は外枠同士の馬で決まることが多いのであれば、そもそも馬番が近い組み合わせの馬連は馬番が遠い組み合わせの馬連よりも成績が良いのではないか」ということです。

もちろん、事前に内が有利、あるいは外が有利ということがかわっているのであれば、それらに該当する馬を個別で高く評価すれば良いだけなのですが、私のように当日の朝に指数を配信しているような場合には、少なくとも当日のレースを見て馬場傾向を指数に反映することはできません。

また、そもそも内外の馬場傾向を予想に入れていない人も多いかと思います。

しかし、馬場傾向が事前に読めなかったとしても、結果として内有利な馬場であれば内枠同士で決まる可能性が高いでしょうし、外有利な馬場であれば外枠同士で決まる可能性が高いわけです。

あるいは馬場の真ん中が有利であれば真ん中の枠同士が有利になるかもしれません。

上記いずれの場合にも2頭の馬番は近くなりますので、結局は近い馬番同士の馬連の方が遠い馬番同士の馬連よりも成績が良いのではないかと考えたわけです。

ということでさっそく検証してみました。

「2頭の馬番の差」ごとの成績

調べたのは「2頭の馬番の差」ごとの馬連の的中率と回収率です。

対象データは2017年7月~2020年9月までの3年間、JRAの障害を除く全レースです。

またオッズは300倍以下に限定、さらに少頭数ではあまり差が出ないと思い12頭以上のレースに絞っています。

オッズを300倍以下に絞っている理由については前回の記事をご覧ください。

馬連で狙うべきオッズ帯と総流しはやめた方が良い理由

2020年9月18日

以下が集計結果の表です。

「馬番差」の欄は、大きい馬番から小さい馬番を引いた値です。

例えば、馬連の買い目で1-2や15-16なら馬番差は1ですし、1-18なら馬番差は17といった具合です。

今回は的中率を見ていただくのがわかりやすいかと思います。

的中率の欄は高い数字ほど赤が濃く低い数字ほど緑が濃くなるように表現していますが、馬番差が大きくなるにしたがって的中率が下がっていく傾向がはっきりしています

また、回収率の欄は基準値である77%よりも高い箇所は赤、低い箇所は緑で表現しています。

ところどころでバラつきがあるものの、馬番差5以内のうち4つがプラス、それ以降は多くがマイナスになっているのがわかると思います。

以上をまとめると「近い馬番の方が馬連の成績は良い」と言ってよいと思います。

特に馬番差「1」のデータは秀逸で、例えば上記表とは別に頭数を16頭以上に限定して集計すると回収率は92.2%まで上がります。

ただ馬番が1つ違いの馬連を買うだけで回収率92%って凄くないですか?

馬券への活用事例とさらなる応用

さて、馬番の離れ具合による成績の差が確認ができたので、あとは普段の馬連の買い目に活用するだけです。

活用法としては、近い馬番を重視して、遠い馬番を軽視するだけでも馬券成績に差が出てくるのではないかと思います。

参考例までに私が過去に配信した「期待回収率」を例に挙げてみます。

以下は、2017年9月~2020年8月に私が配信した期待回収率の「2頭の合計が190以上」の組み合わせについて馬番差ごとの成績を見たものです。

今度は回収率100%以上と100%未満で赤と緑の色分けをしてみたところ、ご覧の通り馬番が近い領域で回収率が100%を超えている箇所が多くなりました。

馬番差4の成績が悪く見えますが、それ以外は馬番差8以内の馬を買っておけば良い状態です。

ぜひあなたの軸馬でも同じような確認してみて下さい。

なお、今回は「馬番の差」に注目した馬連の買い方のコツついて紹介しましたが、似たような考え方は例えば「脚質の差」にも応用できると考えられます

「先行馬有利か差し馬有利か」ということを事前に見極められなかったとしても、結果的にどちらかが有利であれば前同士・後ろ同士の決着が多いことを見越して、似た脚質の馬連を重視する考え方ですね。

もっとも脚質というのは馬番のように明確に決まっているものではないですし、私もこれ以上細かくさらけ出してしまうと旨みがなくなってしまう恐れがあるので、馬連の買い方についてのお話はここまでにしたいと思います。

ぜひ今回の内容をヒントにご自身で検証してみて下さい。

以上、馬連の狙い方のコツについてのお話でした。

ご感想やアイデアなどコメントでお寄せいただけると嬉しいです。

2 件のコメント

  • とても参考になりました。
    新潟の1000直、東京ダート1600などでは
    とても有効な買い方と思います。

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    tainosuke

    競馬歴20年のたいのすけです。 逃げ馬の研究をきっかけにここ数年は「競馬で勝つ」ことを追求し、分析と実践を繰り返しています。 徐々に成績は向上してきていますが、目標とする「完全自動投票でお金が勝手に増えていく」という状態にはまだ達していません。 なるべく多くの情報を発信して、それを受け取った方々から反対に情報をいただく、というのが現在のスタイルです。 ぜひ情報交換していきましょう!