私は馬王Zについての記事を書いていることもあり、読者の方から「馬王Zの使い方がよくわからない」、「馬王Zのカスタマイズの方法を教えてほしい」というような声をよくいただきます。
確かに馬王Zを使いこなすにはSQLの知識などが必要なのでハードルが低くないというのもありますが、それ以前に問題なのが馬王Zには詳しいマニュアルがないということだと思っています。
実際にこのソフトのオンラインマニュアルだけを参考に操作をしようと思っても、正直10分の1も使いこなせないと思います。
しかし、実は馬王Zのマニュアルに相当するといってもよい本が出版されています。
それは以下の『負け続けてきた競馬が「金の成る木」に代わる 馬王Z投資馬券術』というタイトルの本です。
今日は馬王Zユーザーには必携ともいえるこの本について紹介したいと思います。
馬王Zの実質的なマニュアルに相当する本
先ほど述べたようにこの『負け続けてきた競馬が「金の成る木」に代わる 馬王Z投資馬券術』は馬王Zのマニュアルと言ってもよいものです。
まずはこの本に書かれている内容をざっと書き並べてみます。
- 馬王Zの馬券理論(期待値と回収率の違い、券種の組み合わせによる効果など)
- 予想タイム指数やソフトに備わっている得点の紹介
- 馬王Zのインストール方法
- 馬王Zのファイル構成
- 基本的な使い方
- 使用されているデータベースのしくみ
- 各テーブルに格納されている項目名とその内容の解説(≒テーブル定義書)
- SQLの基本的な使い方
- 組み込み関数や式の使い方
- 得点式の作り方
- 過去データを分析する方法
- カスタムキーワードの設定の仕方
この内容を見ても分かる通り、馬王Zユーザーが馬王Zを利用するために書かれた本です。
この本のAmazonでのレビュー評価値は低いですが、それは馬王Zを使用していない人の評価が多くを占めるせいだと思われます。
馬王Zを使わない人にとっては、このソフトのマニュアルをもらったところでほとんど活用機会がありませんからね。
反対に馬王Zユーザーにとっては欠かせない情報ばかりで、実際に私がこれまでに読んだ競馬本の中で最も手に取った回数が多い本と言っても過言ではありません。
まず、「出走馬T」や「レースT」などの主要テーブルの項目説明などは何度も参照していますし、組み込み関数の使い方やSQLのサンプルなどを見返して技術の向上にも利用しています。
正直、この本を読むのと読まないとでは馬王Zに関する知識が天と地ほど変わってきます。
なので馬王Zユーザーは迷わずに買ってください。
と、一昔前ならばそう伝えて終わりだったのですが、この本はもう新たには出版されていないようで、定価1,800円の本が中古市場にて数倍の値段で売られています。
なかなかやすやすと「買ってください」とは言えない状況になってきました…。
それでも馬王Zユーザーには購入をお勧めします
ただ、もし自分が今この本を紛失してしまったとしたら・・・、例え1万円でも買い直すと思います。
何度もこの本を読み込んでいる私ですらそのような状況なのですから、もしあなたがこの本を読まずに馬王Zについて何か悩んでいるのだとしたら、やはり購入をお勧めします。
例えば実際に私に寄せられる質問の多くが以下のようなものですが、どれもこの本を読めば解決しますので。
「馬連の回収率の計算の仕方を教えてほしい」
「出走馬の前々走のデータの抽出方法がわからない」
「マクロ式の書き方がわからない」
「ハンデ戦や別定戦に絞って成績を分析したいが、それを識別する項目が見当たらない」
「前走の上がりタイム順位を得点式に入れたいが式の書き方がわからない」
このような疑問を抱く人は、躊躇せずに買ってしまった方が良いと思います。
個別ソフトの仕様について一人であーでもないこーでもないと答えを探していても、本当に時間がもったいないですから。
正直、このようなマニュアル的存在の本を有料で売り出すこと対しては「あこぎだなぁ」という思いもありますが、今はこれに代わるようなソフトもないのでその販売戦略に乗るしかなさそうです。
なお、「やはりそれでも高くて買う気がしない」ということであれば、こちらのサイトから『『馬王Z』開発者・荒井俊也が答える実戦カスタマイズ術』というPDFブックを読んでみて下さい。
今回紹介した本ほどで詳しくはないですが、馬王Zのインストールの仕方、主要テーブル項目の説明、得点式の作り方などの基本的な情報について一通り学べます。
このPDFブックをとっかかりに、この著者の本が役に立ちそうだと思えたら『馬王Z投資馬券術』を購入するというのもよいかもしれません。
ちなみに私の無料メルマガでは配信開始から5日後くらいに馬王Zのカスタムキーワード式をプレゼントしています。
こちらは私が実際に馬券購入に利用しているものですので、きっと参考になると思いますよ。
以前、ハンデ戦の抽出式についてコメントありましたが未だカスタムキーワードでハンデ戦が上手く出来ません。何かヒントあればお願いします。
コメントありがとうございます。
レースマスタの重量種別コードは使用していますか?
「上手く出来ない」という式を見せていただければ何か助言できるかもしれません。
いつも楽しく拝見させて頂いています。
馬王Zを導入して回収率分析を始めたのですが、前走との斤量差をうまく出すことが出来ません…
出走馬Tの中に前走負担重量が無いようなので、どういった式で前走の負担重量を表したらいいか良ければお教え頂きたいです。
不躾な質問で申し訳ありませんm(_ _)m
書籍の購入も検討してるんですが、こういった内容も書籍を読んだら書いてあるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
前走~5走前までのデータの取得方法が書籍に書いてあります。
負担重量に限らず、前走データは今後も何かと必要になってくると思いますので、
この本は手にしておいた方がよいと思います。
返信ありがとうございます!
やはりちゃんと馬王を使おうと思ったら必要になってくるんですね。早速購入しようと思います!
ただ古本が完全にプレミアム価格になってしまってるので、また再販売してくれたら良いんですが….
アドバイスありがとうございますm(_ _)m書籍の片手に頑張ってみようと思います。