【2018年NHKマイルカップ】データから導き出された有力馬はこの2頭!!

先週の天皇賞春に続き、2018年NHKマイルカップの各馬の評価点を公表します。

天皇賞後の記事でも書きましたが、今回からはこれまで検証した10項目の評価点に加えて、私の使用している全60項目の合計点を公表することにします。
(前回記事)

さっそくNHKマイルカップの各出走馬の評価点を見てみましょう。

参考
性別~距離増減のポイント付与ルールについては「データ分析」の各カテゴリ記事を参照してください。

1位はテトラドラクマで7点、2位はギベオンの6点で、この2頭が抜けていますね。

テトラドラクマは性別、キャリアで加点されている他、「その他」の項目で5ポイントを追加で重ねています…。

ギベオンの方は前走着順でのマイナス評価を距離増減で相殺し、「その他」で6ポイントを獲得です……。

正直「その他」の割合が多くてあまり参考にはならないかもしれませんが、公開済みの項目数が10に対して未公開項目が50ありますので、しばらくこのような状況になることはご容赦ください。

評価点ごとに過去データシミュレーション結果も再掲しておきます。

上記で挙げた2頭のような馬の単勝を買い続ければ長期的には100%以上の回収率が期待できるということですね。

なお、ここでありがちな誤解を潰しておきたいのですが、今回最高評価点を獲得したテトラドラクマと1番人気のタワーオブロンドンのどちらの勝つ可能性が高いかと聞かれれば、答えはタワーオブロンドンです

その理由ですが、タワーオブロンドン(評価点2)単勝期待回収率が94%、テトラドラクマ(評価点7)の単勝期待回収率が102%だとして、この記事を書いている時点の単勝オッズがタワーオブロンドンは2.6倍、テトラドラクマ8.7倍ですから、これを元に期待勝率を逆算すると、タワーオブロンドンが94%÷2.6=36.2%、テトラドラクマが102%÷8.7=11.7%となるからです。

つまり勝つ確率だけで言えばタワーオブロンドンの方が3倍以上も高いのです。

このあたりの説明がスッと頭に入ってくるようでないと、結局はいつまでたっても人気馬を買い目から外すことができずに長期的に稼げなくなります。

もしあなたがこの記事を「明日のNHKマイルカップを当てたい」と思って読みに来ていただいたのであれば、申し訳ありませんがその目的だけではあればタワーオブロンドンの馬券を買うことをおススメします。

そうではなく長期的に回収率をプラスにしたいというのが第一の目的であれば、この記事およびこのブログは大いに参考にしていただけるのではないかと思います。

と、タワーオブロンドンに勝たれた際の言い訳みたいになってしまいましたが、テトラドラクマ、ギベオンも3番人気、2番人気であり、2頭合計すれば期待勝率は約30%。

先週の天皇賞に続き、今週のNHKマイルカップも期待したいと思います。

 

以上、NHKマイルカップの全馬評価点でした。

13 件のコメント

  • >その理由ですが、タワーオブロンドン(評価点2)単勝期待回収率が94%、テトラドラクマ(評価点7)の単勝期待回収率が102%だとして、この記事を書いている時点の単勝オッズがタワーオブロンドンは2.6倍、テトラドラクマ8.7倍ですから、これを元に期待勝率を逆算すると、タワーオブロンドンが94%÷2.6=36.2%、テトラドラクマが102%÷8.7=11.7%となるからです。

    上記の内容によると、「期待勝率」とやらがオッズによって変動するということでしょうか?
    オッズが勝率に影響を与える? 意味がわかりません
    確かに、単勝支持率と勝率との間に相関関係があることは事実ですが、オッズそのものは勝率に影響を与えませんよ

    • コメントありがとうございます。

      おっしゃり通りオッズは勝率には影響を与えるわけではありません。
      人間がどう投票しようが基本的に馬が勝つか負けるかには関係ありませんからね(八百長や騎手のプレッシャーなどはあるかもしれませんが)。

      ここで言いたかったことは「タワーオブロンドンとテトラドラクマのどちらが勝つ可能性が高いかと言われれば、タワーオブロンドンだ」ということです。
      この説明のためには具体例があった方がよいと考え、記事中の回収率を所与のものと仮定し、「単勝回収率=単勝的中率×オッズ」の関係から単勝的中率(≒勝率)を求めたのが計算の内容です。

      期待回収率をベースに投資をするのであればこの計算は非常に理に適っていると考えていますが、ここではそれはそもそも主要な論点ではなく、
      結果として「評価点が高いからと言って勝つ可能性が高いわけではない」ということが伝わっていればそれでよいですし、伝わらない人は読み捨ててもらえばよいと思います。

      • >ここで言いたかったことは「タワーオブロンドンとテトラドラクマのどちらが勝つ可能性が高いかと言われれば、タワーオブロンドンだ」ということです。

        言いたいことはわかりますが考え方のスジが悪いですよ(あるいは例えが間違っているのかな?)。
        もし仮に件の2頭のオッズが大きく変動して、結果的に「期待勝率」が逆転した場合どう解釈するのでしょう?
        「単勝期待回収率」を固定して考えてしまうと、オッズの上昇に反比例して「期待勝率」は下がるのでしょうか?

        • 記事中の回収率は最終オッズで集計したものなので、最終オッズが確定して初めて期待勝率が決まると考えるのが妥当です。
          つまり途中オッズは暫定値でしかないので、そこから最終オッズに向けてオッズが変化すれば、期待勝率も暫定値から確定値へ向けて修正されます。

          勝率を所与のものとすれば、オッズの変化によって期待回収率が変わる。
          期待回収率を所与のものとすれば、オッズの変化によって期待勝率が変わる。
          何を固定するかによって何が変化するのかは変わりますが、どちらのアプローチでもオッズが確定した時点で他方の変数が確定します。

          予想法についても同様で、「勝率」を計算しているような類のものであれば、それとオッズを見比べて期待値を判断することになりますが、
          私のように「回収率」を計算しているようなものであれば「じゃあ勝つ可能性は?」と聞かれた時にはオッズから逆算するのが適切だと思っています。

          そして「ある馬の期待回収率が120%あって、そのオッズが現在は6倍です。では期待できる勝率は?」というような例えは、私としてはわかりやすいと思ったのですが、
          「スジの良い」説明や例えがあるのであれば他の読者のためにもなると思うのでぜひお聞かせ下さい。

          • うん、やはり考え方のスジが悪いですね。

            「勝率を所与のものとすれば」
            「期待回収率を所与のものとすれば」

            そもそもこれを前提に置くこと自体が間違っています。
            過去の一定期間の実績(回収率)は未来の保証にはなりません。
            前提が間違っていますからその後の話は意味をなしませんよ。

          • 過去の実績が未来を保証しないなんて当たり前です。
            ですが、過去の実績を前提に置かないでいったい何を使って期待値を計算するのですか?

            一連のコメントからは今のところ特に得るものはありませんので、スジの良い説明を聞かせてもらえればそれで結構ですよ。

  • >このあたりの説明がスッと頭に入ってくるようでないと、結局はいつまでたっても人気馬を買い目から外すことができずに長期的に稼げなくなります。

    ブログ主さん自身「長期的に稼いでいる」のかが大きな疑問ですがね。
    まあそれは置いといてオッズを参考に勝率を算定するのは愚の骨頂ではないでしょうか。
    そもそも馬券で儲けるためには「●●●●●●●」の関係が成立していなければなりません。
    にも関わらずオッズによって勝率を変動させてしまうと期待値はマイナスの方向に進んでしまいますよ。

  • >過去の実績が未来を保証しないなんて当たり前です。

    「当たり前」のことなのにそれを前提にしているのがアナタですよ。

    >ですが、過去の実績を前提に置かないでいったい何を使って期待値を計算するのですか?

    少なくとも、過去の回収率に絶対の信頼を置くのは間違いだと言っておきます。
    ただし「●●」だけは過去の実績を参考にできますので、「●●」とオッズから回収率を推定することは可能です。

    >一連のコメントからは今のところ特に得るものはありませんので、スジの良い説明を聞かせてもらえればそれで結構ですよ。

    ここで「スジの良い説明」を聞かせる気はありません。ご自身でお考えください。
    対価を頂けるなら話は別ですが。

    • 過去の回収率に絶対の信頼なんて置いていませんよ。
      ただ、何かの数値を固定しないと計算ができないから回収率を所与のものと計算しているだけです。

      そしてやはり説明はできませんか。
      あなたのコメントには「スジの良さ」をまったく感じませんので対価を払う気はさらさらありませんが、
      ま、そこはお互いのスジが違うのでしょうから、こんなブログに絡んでないでどうぞスジが合う情報に時間を割いてください。

      • >過去の回収率に絶対の信頼なんて置いていませんよ。
        >ただ、何かの数値を固定しないと計算ができないから回収率を所与のものと計算しているだけです。

        何度も言ってますが、過去の回収率を固定してオッズから勝率を計算するのは間違いです。
        どうも認知バイアスに強く支配されていて人の意見を素直に聞けない様子ですね。
        良い情報が欲しいなら先入観や思い込みを捨てたほうがいいですよ。

        • 間違いですと言うばかりで納得のいく根拠や正解の提示がなければそのコメントに価値などありません。

          また、私自身は先入観に固執せずに多くの方からたくさんの情報をいただきそれを精査してきたおかげでここまでこれましたし、
          あなたからも説得力のある説明があれば参考にしたはずです。

          が、これだけコメントを交わしても得られるものはありませんでした。

          ということで、お互いに得るものはなさそうですし、時間の無駄なのでこれで終わりにしましょう。

          • 間違いを指摘されても認めることができないのですね。プライドが高い人なのでしょうか。

            あと、別の視点から間違いを指摘すると、単勝期待回収率を単勝オッズで割った数値(期待勝率)の全体平均値と実際の勝率の平均値とは相当差異が生じますよ。

            例えば、評価点2の各馬を「94%÷単勝オッズ(確定単勝オッズ)」で計算しそれの平均値を出してみてください。おそらく9.4%を大きく下回るはずです。

          • 指摘に説得力がないので認めるも何も…。
            ただあなたのコメントのおかげで何かの気付きを得た読者がいるかもしれないので、それならそれでいいんじゃいですか?
            これ以上続けてもあなたにとってのメリットなんて「私に間違いを認めさせること」くらいしかないと思うので、「むしろよっぽとプライドが高んだろうな」と思われるだけですよ。

            今回のコメントについても別の観点と言いつつ、期待値と実際の値にはズレが生じるってことをこれまで通り繰り返しているだけですよね。
            だからそんなのわかってますって。
            期待値をベースに予想する人にとってはそれはつきまとう課題ですし、だからこそ差異を少なくするよう工夫しているわけなので。

            何よりもこの記事で言いたかったことは、あなたも理解した通り「期待値が高いからと言って勝つ可能性が高いわけではないこと」であり、
            そのためにわかりやすいと思う数字を使ったまでなので、「じゃあ何を使えばよかったのか」という代案を示せないのであれば指摘には意味がありません。

            ということで、これ以上は時間の無駄なのでスルーさせていただきますね。

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    競馬歴20年のたいのすけです。 逃げ馬の研究をきっかけにここ数年は「競馬で勝つ」ことを追求し、分析と実践を繰り返しています。 徐々に成績は向上してきていますが、目標とする「完全自動投票でお金が勝手に増えていく」という状態にはまだ達していません。 なるべく多くの情報を発信して、それを受け取った方々から反対に情報をいただく、というのが現在のスタイルです。 ぜひ情報交換していきましょう!