前回の記事では「これまで検証してきたデータ10項目の合計得点ごとの成績」を公開しました。
データ10項目とは以下になります。
- 性別
- 馬齢
- キャリア(出走回数)
- 枠番
- 馬番
- 馬体重
- クラス変動
- トラック種別変更(芝⇔ダート)
- 前走着順
- 距離増減(距離短縮、距離延長)
合計点ごとの成績も再掲しておきます。
(2013年4月~2018年3月、障害を除く全レース、単勝2~8番人気)
表のとおり、合計点が高いほど回収率も高くなることが確認できます。
詳しくは以下の記事たちをご参照ください。
その後メルマガにて「天皇賞でこの10項目について各馬の評価点を見てみたいか」という質問をしてみたところ、多数の読者から「見たい」という回答をいただきましたので、天皇賞の各馬の10項目合計点を公表したいと思います。
さっそく集計結果をご覧ください。
最高得点は何と人気薄馬のシホウということになりました。
この距離だと枠順の効果が大きいですね。
ただ、この10項目には単勝人気やオッズの要素が含まれていません。
集計そのものも2~8番人気を対象に行っているのものですし、人気薄馬の評価は割り引いて考える必要があります。
もちろん、多少は割り引いて考える必要があるとはいえ、出走馬中で最高得点ですから、ヒモ等に迷った際にはご一考いただければと思います。
ただ、実際には出走馬中2番手評価のミッキーロケットの方が選択肢としては有力かもしれません。
枠順のプラス評価が大きい一方でマイナス点は1つもないので無視できない存在です。
その他ではマイナス2点のガンコ、ピンポンあたりは評価を下げて良さそうです。
以上、「この馬だ」という決め手となる点数の馬がいなくて物足りない結果とはなりましたが、予想の際にご参考いただければと思います。
来週以降もしばらくG1が続くのでこの得点公開を続けたいと思います。
その間に新たにデータ検証記事を書いた際には、その項目も上記10項目に追加していきますのでご期待いただければと思います。
なお、私は上記10項目以外にも多数の項目でプラス・マイナス評価を組み合わせて計算式を作り、各項目の重要度も考慮した上で「期待回収率」を計算しています。
今回の天皇賞春については期待回収率ではこの記事とは別の馬が期待回収率で1位となっています。
障害を除く中央競馬全レースについて、全馬の期待回収率をレジまぐにてメルマガ配信しますので、興味がある方はぜひ一度下記リンク先をご覧ください。
(青葉賞は期待回収率2位→1位で決着しています)
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