馬齢別にキャリア(出走回数)ごとの成績を見てみる 2・3歳編

たいのすけ
2019/4/22 最新データに基づき記事を書き換えました

前回はキャリア(出走回数)と回収率の関係を見ました。

キャリア1戦馬の回収率が低く、26戦以上の馬の成績が悪いことが確認できましたね。

キャリア(出走回数)と回収率の関係

2017年9月26日

しかし私は、キャリアを見るにあたっては馬齢ごとに分けて考えることが重要だと考えています。

なぜなら、例えば同じキャリア5戦でも、2歳で使い詰められているのと3歳で間隔を開けて使われているのでは、まったく意味が違いますから。

そこで馬齢別にキャリア(出走回数)と回収率の関係を見てみることにします。

2・3歳馬のキャリア別成績

2歳馬のキャリア別成績

まずは、2歳馬です。

2歳馬の成績をキャリア別に見ると、以下の通りでした。

(2014年4月~2019年3月の障害を除く全レース 単勝2~8番人気のみ)

2歳馬についてはキャリア2戦の成績がトップで、それよりもキャリアが多くなると、どんどん成績が悪化していきます。

私の評価の目安である「回収率85%以上(プラス評価)、回収率75%以下(マイナス評価)」を基準に考えると、キャリア5戦以上はマイナス評価としても良さそうですが、件数が1000件に満たず信頼性に欠けるので別の切り口を探ってみます。

上の表は各馬ごとの出走回数という縦の比較でしたが、次に「他の出走馬と比べて経験が多いか少ないか」という横の比較で見てみたいと思います。

具体的には「各レースにおける全出走馬のキャリアの平均」を計算し、その平均と比べて各馬のキャリアが多いか少ないかを見てみます。

さっそくですが、下の集計結果をご覧ください。

この表は各レースの平均キャリアと各馬のキャリアにどれくらい差があるかという基準をもとに集計したものです。

マイナス4というのはそのレースのキャリア平均よりも自身のキャリアが4レース少ないということで、プラス5であれば平均よりも5回多いことになります。

件数が極端に少ないところは無視して考えると、どうも平均との差が0の場合以外は回収率が低いように見えます。

そこで上の表を集計して、キャリアが平均よりも多いか少ないかという視点だけで見てみました。

こうしてみると各馬のキャリアがレース平均より多くても少なくても回収率が低いことがよく分かります。

これは2歳時で順当にレースを消化していれば、同時期の出走馬とはレース経験数は一緒であることが普通であると考えれば納得がいきそうです。

使い詰めていればキャリアは多くなりますし、逆にデビューが遅かったり休養が多いような場合にはキャリアが少なくなります

このように平均的な2歳馬と違う使われ方をするのはマイナス要素が大きいので、回収率が悪いというのもうなずけます。

この結果から、平均キャリアと異なるキャリアを持つ2歳馬はマイナス評価としたいと思います。

たいのすけ
平均より少ない方は私がマイナス評価の目安にしている「単勝回収率75%未満」をギリギリ下回っていないですが、より下回りにくい複勝回収率が75%を割っていることなどからこの評価基準を採用しました。

3歳馬のキャリア別成績

続いて3歳馬です。

まず3歳馬のキャリア(出走回数)別の成績は以下の通りでした。

(2014年4月~2019年3月の障害を除く全レース 単勝2~8番人気のみ)

まず、前回記事の全体の傾向と同様、3歳のキャリア1戦馬はすこぶる悪い回収率となりました

単勝も複勝も回収率は70%を割れているため、3歳のキャリア1戦馬は減点を2ポイントとしてもよいくらいだと思います。

同様にキャリア2戦馬の成績も悪いですね。

こちらは単複とも回収率が75%を割れていますので、3歳のキャリア2戦馬はマイナス1点の評価としたいと思います。

これらの結果については、3歳以降のレースではある程度レース数をこなしている馬が多いため、キャリア1・2戦の新米馬には分が悪い、と考えればすっきりと腹落ちします。

 

一方、キャリア5~8戦あたりは全体の中で高い回収率を示しています

これは馬のレース慣れの影響が大きいためで、デビューしてから大体5~8レースまでで馬がレースのコツをつかんでくるのではないかと思います。

なお、この5~8戦の中で実際に回収率が85%を超えているのはキャリア5戦のみですが、この集計期間より前のデータとの兼ね合いも含めて私は「キャリア5~8戦」というように複数のキャリアを一くくりのデータ群として捉えました。

「キャリア5~8戦」という条件で集計すると回収率は85.9%となりますし、逆に「キャリア5戦だけが回収率が良い」と考えるのは感覚にそぐわないためです。

もちろんあなたが同じデータを見て別の評価をしたとしても、ご自身の中で理由が明確なのであればそちらを優先してください。

正解がどちらかは将来になってみないとわからないですし、あれこれ理由を考えて自分でルールを決めることもデータ予想の醍醐味の1つですから。

 

次に、2歳馬と同様に「平均キャリアとの差」について確認してみます。

ただ、3歳も後半になるとキャリアもかなりばらけてしまうので、ここでは「平均キャリアが5戦以下のレース」と縛りをつけてみました。

たいのすけ
この条件を付けることで実質的に3歳限定戦に縛ることもできます

今回は「平均より多いか少ないか」という集計をしたものみをご覧ください。

2歳の時と同様に平均よりもキャリアが少ない馬は回収率が低くなっています。

一方で平均よりもキャリアが多い馬は回収率が高くなっています

このうち、キャリアが平均より少ないという馬というのは「キャリア1戦馬」「キャリア2戦馬」が半数以上を占めるため、ここでは重複を避けるために特にマイナス評価はせず、「平均よりも出走経験が多い」という馬をプラス評価するに留めたいと思います。

3歳になると使い詰めというリスクよりも、場数を踏んでいるという経験によるプラス効果の方が大きいため、平均より多い馬の成績が良くなっているのだと思います。

 

以上、今回は2歳、3歳の馬についてキャリア(出走回数)別の回収率を調べ、以下の評価付けを行いました。

  • 2歳馬はレース出走馬の平均キャリアと自身のキャリアが一致しない場合、マイナス評価
  • 3歳のキャリア1戦馬は大きくマイナス評価
  • 3歳のキャリア2戦馬はマイナス評価
  • 3歳のキャリア5~8戦馬はプラス評価
  • 3歳馬はレース出走馬の平均キャリアを自身のキャリアが上回っている場合、プラス評価

 

次回は、4歳以上の馬について同様にキャリア別の成績を検証します。

【次の記事】

馬齢別にキャリア(出走回数)ごとの成績を見てみる 4歳以上編

2017年9月29日

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tainosuke

競馬歴20年のたいのすけです。 逃げ馬の研究をきっかけにここ数年は「競馬で勝つ」ことを追求し、分析と実践を繰り返しています。 徐々に成績は向上してきていますが、目標とする「完全自動投票でお金が勝手に増えていく」という状態にはまだ達していません。 なるべく多くの情報を発信して、それを受け取った方々から反対に情報をいただく、というのが現在のスタイルです。 ぜひ情報交換していきましょう!