先週のこのコーナーでは評価点6点の穴馬2頭を推奨したものの、レース結果はガチガチとなり馬券には絡めませんでした。
3着までの3頭は評価点1点、3点、3点とマイナス評価の馬がいないだけ悪くはないのですが、高得点馬を軸にすると取りようがない馬券でした。
このような固いレースは長期的な回収率を考えれば取れなくても仕方ないという思いはありつつも、やはり上位に来る馬は高得点になることが多いように計算精度を磨いていきたいと思います。
さて、今週は朝日杯FSです。
さっそく全馬の評価点を見てみたいと思います。
2018年朝日杯FSの全馬評価点
朝日杯FSの全馬評価点は以下の通りとなりました。
<各項目の説明>
馬王Zの予想タイム指数など各ソフトの指数値の評価。
テンの速さ、出遅れ率など位置取りに関する評価。
枠番、馬番などもここに含む。
着順、人気、上がりタイムなど、近走の内容に関する評価。
クラス変動、芝・ダート変更、距離増減、乗り替わりなど前走からの変化に対する評価。
体型、歩幅など馬体に関する内容についての評価。
馬体重もここに含む。
騎手、調教師、馬主など、人についての評価。
距離適性、馬場適性などそのレースへの適性に関する評価。
調教内容や仕上がり具合など調教についての評価。
輸送に関する評価もここに分類。
前走からの間隔や前回休養後出走回数など、レースへの臨戦過程についての評価。
キャリア(総出走回数)もここに分類。
種牡馬など血統に関する評価。
評価点トップはまたしても穴馬で、今回は10番人気(記事作成時)のクリノガウディーです。
「近走」のプラス3点評価を中心に満遍なく各項目で点数を重ね、色々な角度から「儲かる可能性が高い」という判定が出ています。
もちろんこういう穴馬は毎回取れるわけではありませんが、大荒れしたときに「あんな馬買えねーよ」と世の多くが思う中で、一人的中馬券を握りしめていたらたまらないですよね。
なお、このような高得点が出ると過剰に期待して多額を突っ込む人もいるのですが、回収率200%の馬券師がいたとしても倍率70倍の単勝馬券は35回に1度しか当てられない計算になります。
現実的には回収率200%など達成することはまず無理ですから、50回に1度当てられればそれで大満足くらいの感覚が必要です。
だから今回のクリノガウディーについても「当たったら超ラッキー」という気持ちで買ってもらえればと思います。
続いて、評価点2位は牝馬のグランアレグリアで6点です。
先週の穴馬2頭の6点と比べると「的中率」という意味ではこちらの方がはるかに期待できます(的中率=回収率÷オッズなので、当然ですが同じ評価点の場合はオッズが低い方が的中率の期待値が上がります)。
単勝1倍台の馬にここまでの評価点を出されたらもはや勝たれても仕方ないと思います。
それにしても牝馬で「指数」の項目がここまで抜けているとは、恐ろしい馬ですね。
その他に狙える馬としては、評価点3点のイッツクールと2点のディープダイバー、コパノマーティンまでといった感じです。
評価点ごとの成績
では、上記の評価点がどれくらい使える数値なのかということですが、評価合計点ごとのシミュレーション結果は以下の通りとなっています。
(データ期間:2013年10月~2018年9月、現在の得点付けルールで評価を行った場合の成績を試算)
このように様々な項目でプラスが加算されて合計値が大きくなった馬は回収率が高く、逆にマイナス評価の項目が多い馬は回収率が低くなっています。
評価点の判断をする際にはこの表を参考にして下さい。
(ただし、あくまでもこの表は「現在の得点付けルールで過去のデータを集計した試算値」であることにはご注意下さい。)
次に「今年のG1上位着順馬の評価点」について参考までに表を載せておきます。
赤がプラス2点以上、緑が-2点以下の評価点です。
評価点をブログで公開し始めたのはNHKマイルC以降となりますが、それ以前についても手元で計算していたものを掲載しております(グレーの部分)。
例えば「1、2着馬は、マイナス2点以下の馬よりもプラス2点以上の馬の方が多い」「3着馬については低得点の馬でも普通に食い込んできている」など、先ほどの評価表を見る上での参考にして下さい。
なお、1着馬よりも2着馬に評価点が高い馬が多くいるようにも見えますが、基本的に評価点は単勝回収率をベースに分析していますので、「高得点馬の2着付け」などの戦略を取ることはおススメしません。
以上、2018朝日杯FSの全馬評価点でした。
なお、私はもちろんクリノガウディーを主軸にします。
このレースが当たるかどうかは正直どうでもよく、あくまでも長期的に儲かるかどうかがポイントですので。
(もちろん応援している馬がいるような場合は別です)
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